放置すると危ない!トイレ異音が示すサインと放置時の危険性
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トイレから聞こえる「ゴボゴボ」「ブーン」「キーン」といった変な音。これらは、トイレの寿命や故障を知らせる重要なサインです。放置すると、ある日突然水が止まらなくなったり、床下が浸水したりといった致命的なトラブルに発展する恐れがあります。
本記事では、異音の原因を5つのサインに分類し、自分でできるチェック方法と対処法を詳しく解説します。
トイレ異音が示すサインと放置時の危険性
トイレの音は何を示しているのか?
トイレの水を流した際や、何もしていないのに聞こえてくる異音は、主に「部品の物理的な摩耗」「水圧の異常」「配管の閉塞」のいずれかを示しています。
ゴボゴボ音: 排水管の流れがスムーズでない、または空気が混入しているサイン。
ブーン・ゴー音: 給水時の振動や、内部部品の微細な震え。
キュー・キーン: 高い水圧や、パッキンなどの小さな部品の隙間から水が漏れ出している音。
放置することで悪化するトラブルとリスク
「まだ使えるから」と異音を無視し続けると、以下のような深刻な事態を招く可能性があります。
水道代の跳ね上がり: わずかな隙間からの水漏れでも、24時間続けば翌月の請求が数千円から数万円単位で増えることがあります。
階下漏水・床下浸水: 特にマンションなどの集合住宅では、配管の破損が原因で他人の家財を汚してしまい、多額の賠償責任を負うリスクがあります。
完全な詰まりと逆流: 排水不良の予兆(ゴボゴボ音)を放置すると、最終的に便器から汚水が溢れ出し、トイレ全体が使用不能になります。
「トイレ 変な音 原因」――代表的な5つのサイン
サイン1:タンク内の部品劣化(ボールタップ・フロート・ダイヤフラム)
タンクから「チョロチョロ」「シュー」という音が消えない場合、内部の消耗品が寿命を迎えています。
原因: 水位を調節する「ボールタップ」や、水を止める「フロートバルブ」のゴムが硬化・腐食しているケースがほとんどです。また、最近のトイレに多い「ダイヤフラム」という小さな樹脂部品の劣化も、耳障りな高音の原因になります。
影響: タンク内に水が貯まりきらず、常に便器へ水が漏れ出し続けます。
サイン2:給水側の圧力不良で起きる「ブーン・ゴー」音
給水中に壁の中から、あるいはタンク付近から低く響くような音がする場合です。
メカニズム: 水道管からタンクへ水が送られる際、内部のゴムパッキンが古くなって震えたり、給水管内のストレーナー(フィルター)にゴミが詰まって水流が乱れたりすることで共鳴音が発生します。
サイン3:排水管の詰まりや共鳴で発生する「ゴボゴボ」音
流した後に「ゴボゴボッ」と空気が抜けるような音がする場合、排水路のどこかが狭くなっています。
詳細解説: 完全には詰まっていないものの、トイレットペーパーの塊や異物が引っかかり、水が流れる際に空気の通り道を塞いでいる状態です。また、家の外にある「排水枡(はいすいます)」に木の根が入り込んだり、汚れが溜まったりして空気圧のバランスが崩れている場合もこの音が鳴ります。これを放置すると、突然のオーバーフロー(溢れ)を引き起こします。
サイン4:温水洗浄便座(ウォシュレット)周りの「キュー・キュッキュッ」音
便座付近から聞こえる電子音的な異音や、動作時のきしみ音です。
原因: ノズルが動く際のモーターの摩耗、または内部の電磁弁の故障が疑われます。電気系統のトラブルは発火やショートのリスクもゼロではないため、音の種類が変わった場合は注意が必要です。
サイン5:ウォーターハンマー現象による「ガガガ・キーン」音
水を止めた瞬間に「ドン!」「ガガッ」と壁や床から衝撃音が響く現象です。
メカニズム: 水流が急激に遮断された際、行き場を失った水の運動エネルギーが配管の内壁を叩く現象(水撃作用)です。
深刻な影響: この衝撃が繰り返されると、配管の接続部(ジョイント)が緩み、壁の中や床下で気づかないうちに漏水が始まる原因となります。
音の種類で診断するセルフチェック手順
ステップ1:音の発生箇所を特定する
まずは耳を澄ませて、どこが「一番うるさいか」を確認します。
タンク内: 部品交換で直る可能性が高い。
便器の奥: 詰まりの可能性が高い。
壁や床の下: 配管トラブルやウォーターハンマーの可能性。
ステップ2:音がするタイミングを確認する
流した瞬間: 排水管の不調。
タンクに水が貯まっている最中: 給水部品(ボールタップなど)の不調。
何もしていない時: 常時水漏れが発生している非常に危険な状態。
ステップ3:目視による確認
タンクの蓋を開け、水位を確認します。「オーバーフロー管」という筒の先端より上に水が来ている場合は、確実にボールタップが故障しています。
自分でできる対処法と応急処置
タンク内の調整(部品交換)
多くのトイレトラブルは、ホームセンターで売っている「ボールタップ」や「フロートバルブ」の交換で解決できます。作業前には必ず「止水栓(しすいせん)」をマイナスドライバーで閉めることを忘れないでください。
詰まりの除去(重曹・クエン酸・ラバーカップ)
ゴボゴボ音が排水管由来の場合、市販のラバーカップ(スッポン)や、重曹とクエン酸にお湯(45度程度)を混ぜて発泡させることで、軽微な汚れを溶かすことができます。 ※熱湯は陶器を割る恐れがあるため厳禁です。
専門業者へ依頼すべき判断基準
以下の場合は、無理をせずプロの水道業者を呼んでください。
壁の中から音が響く場合: 素人では手が出せない配管工事が必要です。
水が便器から溢れそう: 二次被害(床の腐食など)を防ぐため、早急な対応が必要です。
部品交換しても音が止まらない: 見えない場所での漏水の可能性があります。
まとめ
トイレの異音は「家からの SOS」です。特にゴボゴボ音(詰まりの予兆)と衝撃音(配管へのダメージ)は、修理が遅れるほど復旧費用が高額になります。
まずは音の種類を特定し、自分でできる範囲の清掃や部品チェックを行ってみましょう。もし不安を感じたら、被害が広がる前に信頼できる専門業者へ見積もりを依頼するのが、最も安上がりで安全な解決策となります。

